「今の仕事、正直きついな…」
「転職したいけど、失敗したらどうしよう」
「でも、今の年齢で転職なんて無謀かな?」
毎朝満員電車に揺られながら、こんなことを考えていませんか?
会社のトイレで転職サイトをこっそり見て、でも結局応募ボタンは押せずに閉じてしまう。友人の転職成功談を聞いて「いいなあ」と思いつつも、
「でも私には無理だろうな」と諦めてしまう。
そんな日々を送っているあなたの気持ち、私も痛いほどよく分かります。
なぜなら、3年前の私がまさにその状態だったからです。
転職への不安や恐怖は、実は「よく分からないから怖い」という側面が大きいのです。
多くの人が転職を躊躇する理由として「リスクが怖い」「失敗したらどうしよう」と言いますが、実際のところ「転職活動の具体的な進め方が分からない」「何から始めればいいか分からない」というケースがほとんどです。
さらに深刻なのは、転職活動を始めないまま時間だけが過ぎ、気づけば「転職適齢期」を逃してしまうこと。厚生労働省の調査によると、転職成功率は年齢とともに下がる傾向にあり、特に35歳を境に大きく変化します。
「いつか転職しよう」と思っているうちに、本当に「いつか」が来なくなってしまうかもしれません。
実体験
私はかつて、訪問看護で管理者と一緒に、これまで20名以上の中途採用に関わってきました。また、私自身も20代で2回、30代で1回の転職を経験しています。
特に2回目の転職では、「このままでいいのかな」という漠然とした不安を抱えながらも行動に移せずにいた期間が2年近くありました。結果的に転職は成功しましたが、もっと早く動いていれば、年収も経験も大きく変わっていたと今でも思います。
人事として多くの転職者を見てきた経験と、自身の転職体験を通じて、「転職で失敗する人」と「転職で成功する人」の違いが明確に見えてきました。今回は、その知見をお伝えしたいと思います
ポイント5選
1. 転職の目的を明確にする
理由: 目的がないまま転職活動をすると、判断基準がブレて結果的に失敗しやすくなります。
具体例: 私の2回目の転職では「なんとなく今の会社が嫌」という理由で始めましたが、面接で「なぜ転職したいのですか?」と聞かれた時に明確に答えられず、5社連続で落ちました。その後、「マネジメント経験を積みたい」という明確な目的を設定してから、面接通過率が格段に上がりました。
一言アドバイス: 「年収アップ」「スキルアップ」「環境改善」など、優先順位をつけて3つまでに絞りましょう。
2. 市場価値を正しく把握する
理由: 自分の市場価値を過大評価しても過小評価しても、転職活動は上手くいきません。
具体例: 転職エージェント3社と面談し、それぞれから提示された年収レンジを比較しました。さらに、同業他社の求人情報を20件以上チェックして、自分のスキル・経験に見合う条件を客観的に把握しました。結果、現実的な目標設定ができ、効率的に活動を進められました。
一言アドバイス: 複数の転職エージェントに登録し、市場価値を客観視することから始めましょう。
3. 「辞めてから転職活動」は避ける
理由: 収入が途絶えるプレッシャーで、条件を妥協してしまうリスクが高くなります。
具体例: 知人のAさんは「ストレスから解放されたい」と先に退職しましたが、貯金が減る不安から、希望より年収が100万円低い会社に入社することになりました。一方、在職中に転職活動をした私は、複数の内定から最も条件の良い会社を選べました。
一言アドバイス: 在職中の転職活動は確かに大変ですが、精神的・経済的余裕が判断力を高めます。
4. 企業研究を徹底する
理由: 転職後のミスマッチを防ぎ、面接でも説得力のある志望動機が話せるようになります。
具体例: 気になる企業については、HPの隅々まで読み、IR情報、社員のSNS投稿、口コミサイトまでチェックしました。特に「OpenWork」「転職会議」などの口コミは、リアルな職場環境を知る貴重な情報源でした。面接では、この情報をもとに具体的な質問ができ、「よく調べていますね」と好印象を持たれました。
一言アドバイス: 企業の「良い面」だけでなく「課題」も把握し、それでも転職したい理由を明確にしましょう。
5. 面接では「貢献できること」を重視する
理由: 企業が知りたいのは「この人を採用することで得られるメリット」だからです。
具体例: 以前は「成長したい」「勉強させてもらいたい」という受け身な表現ばかりしていました。しかし、「私の営業経験を活かして、御社の新規開拓を○○%向上させたい」のように、具体的な貢献内容を伝えるようにしてから、面接通過率が2倍になりました。
一言アドバイス: 「してもらいたいこと」ではなく「できること」を具体的な数字や事例と共に伝えましょう。
よくある質問
Q: 転職回数が多いと不利になりませんか?
A: 確かに短期離職を繰り返すのは不利ですが、それぞれの転職に明確な理由とキャリアアップがあれば問題ありません。私自身3回転職していますが、その都度年収もポジションも上がっています。大切なのは「なぜ転職したのか」を論理的に説明できることです。
Q: 年収交渉はしても良いのでしょうか?
A: 適切な根拠があれば交渉は可能です。ただし、内定通知後ではなく、面接段階で希望年収を聞かれた時に伝えるのがベターです。「現在の年収○○万円、転職により○○万円を希望します。理由は…」のように、根拠を明確にしましょう。
Q: 転職エージェントは使った方が良いですか?
A: 初回転職なら特に強くお勧めします。非公開求人の紹介、書類添削、面接対策、条件交渉など、一人では難しい部分をサポートしてくれます。ただし、複数のエージェントに登録し、担当者の質を見極めることが重要です。
まとめ
転職の成功は「準備」と「行動」の掛け算です。
今回お伝えした5つのポイントを振り返ると:
-
転職の目的を明確にする
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市場価値を正しく把握する
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在職中に転職活動を行う
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企業研究を徹底する
-
面接では貢献できることを重視する
「転職したいけど怖い」という気持ちは自然なものです。しかし、その恐怖の多くは「知らないこと」から来ています。正しい知識と準備があれば、転職は決して怖いものではありません。
むしろ、行動しないことの方がリスクかもしれません。
まずは転職サイトへの登録や、転職エージェントとの面談など、小さな一歩から始めてみてください。完璧な準備ができてから動くのではなく、動きながら準備を整えていけば大丈夫です。
あなたの転職が、人生をより良い方向に変えるきっかけになることを心から願っています。
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