「また今月も貯金がほとんどできなかった…」
「老後のお金、このままで大丈夫かな?」
「投資に興味はあるけど、夜勤で疲れてて勉強する時間がない」
こんな風に思ったことはありませんか?
ナースや介護職として働く皆さんは、人の命や生活を支える尊い仕事をしています。でも正直なところ、給料は決して高いとは言えず、シフト勤務で体力的にもきつい。そんな中で「将来のお金の不安」を抱えている方がとても多いんです。
「投資なんて、お金持ちがやるもの」 「損するのが怖い」 「そもそも投資の勉強をする時間がない」
そう思ってしまうのも当然です。でも実は、忙しい医療・介護従事者だからこそ、新NISAを活用すべき理由があるんです。
実際の現実
実は、多くのナース・介護職の方が見落としている現実があります。
現実その1:体力には限界がある 20代、30代の今は夜勤もこなせても、50代、60代になっても同じように働き続けられるでしょうか?腰痛や膝の痛みで悩む先輩方を見て、不安に感じたことはありませんか?
現実その2:昇給幅の限界 医療・介護業界は昇給幅が限られています。どんなに頑張っても、年収が劇的に上がることは稀。つまり、働く時間を増やす以外に収入を増やす手段が少ないのが現実です。
現実その3:退職金制度の不透明さ 病院や施設によって退職金制度はバラバラ。「退職金があるから大丈夫」と思っていても、実際にはそれほど多くないケースも珍しくありません。
このまま「なんとかなるだろう」と思って何もしないでいると、定年間近になって「時間が足りない」「選択肢がない」という状況に陥ってしまうかもしれません。
実体験
私は看護師として8年間働きながら、7年前から投資を始めました。最初は月1万円からスタート。「失敗したらどうしよう」という不安もありましたが、今では資産が300万円を超えています。
実際に私の病院の同僚たちも、新NISAを活用している人が増えています:
- Aさん(30歳・整形外科病棟):月2万円の積立で、2年間で約55万円の資産形成
- Bさん(28歳・ICU):月1.5万円の積立で、3年間で約60万円の資産形成
- Cさん(35歳・介護施設):月2.5万円の積立で、5年間で約170万円の資産形成
みんな特別な知識があったわけではありません。ただ、「将来への不安」を「行動」に変えただけです。
厚生労働省の調査によると、看護師の平均年収は約508万円、介護職員は約353万円。決して高くない給料の中でも、工夫次第で資産形成は可能なんです。
ポイント5選
ポイント1:新NISAの「つみたて投資枠」を最優先で活用する
理由: つみたて投資枠は年間120万円(月10万円)まで非課税で投資できます。忙しい医療・介護従事者にとって、自動積立設定ができるこの制度は最適です。
具体例: 月3万円を積立てた場合
- 年間36万円の投資
- 20年間続けると元本720万円
- 年利5%で複利運用すれば約1,230万円に成長
一言アドバイス: 「月10万円なんて無理」と思っても大丈夫。月1万円からでも始める価値は十分にあります。大切なのは「始めること」です。
ポイント2:「全世界株式」または「S&P500」のインデックスファンドを選ぶ
理由: 個別株式の分析をする時間がない忙しい医療従事者には、分散投資ができるインデックスファンドが最適。特に全世界株式やS&P500は長期的に安定した成長が期待できます。
具体例:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全世界株式インデックスファンド
これらの商品は手数料が安く(年率0.1%程度)、長期保有に適しています。
一言アドバイス: 「どれを選べばいいかわからない」場合は、全世界株式インデックスファンド1本でOK。世界中に分散投資できるので、リスクを抑えながら成長を狙えます。
ポイント3:給料日の翌日に自動積立設定する
理由: シフト勤務で忙しい中、「今月は投資に回すお金があるかな?」と毎回考えるのは現実的ではありません。自動化することで、感情に左右されず継続できます。
具体例:
- 25日給料日 → 26日に自動積立設定
- 生活費を確保した上で、残りを自動的に投資
- 「先取り投資」の考え方で、確実に資産形成
一言アドバイス: 最初は少額でも構いません。慣れてきたら徐々に金額を増やしていけばOK。「継続は力なり」です。
ポイント4:夜勤手当や残業代の一部を投資に回す
理由: 基本給だけでは厳しくても、夜勤手当や残業代を投資に回すことで、効率的に資産形成できます。「いつもより多くもらった月」こそ、投資のチャンスです。
具体例:
- 夜勤4回で手当8万円 → そのうち2万円を追加投資
- 残業代5万円 → そのうち2万円を追加投資
- ボーナス30万円 → そのうち10万円を追加投資
一言アドバイス: 「全額投資に回す」必要はありません。無理のない範囲で、「いつもより多い分の一部」を投資に回す習慣をつけましょう。
ポイント5:スマートフォンアプリで手軽に管理する
理由: 忙しい仕事の合間でも、スマホがあれば資産状況を確認できます。複雑な管理は不要で、月1回のチェックで十分です。
具体例:
- 楽天証券アプリ:楽天ポイントも貯まる
- SBI証券アプリ:手数料の安さが魅力
- マネーフォワード ME:家計管理と投資を一括管理
一言アドバイス: 毎日チェックする必要はありません。月1回、給料日前後に確認する程度で十分。「ほったらかし投資」が成功の秘訣です。
補足情報やよくある質問
Q. 「投資は危険」って聞くけど大丈夫?
A. 個別株式やFXなどの投機的な取引は確かにリスクが高いですが、インデックスファンドの長期投資は比較的安全です。過去20年間のデータを見ると、世界株式は年平均5-7%の成長を見せています。
Q. 途中でお金が必要になったらどうする?
A. 新NISAは途中売却が可能です。ただし、長期保有するほど複利効果が期待できるので、できる限り続けることをおすすめします。
Q. 税金はかからないの?
A. 新NISA口座内での運用益や分配金には税金がかかりません。通常約20%の税金が非課税になるのは大きなメリットです。
Q. いくらから始められる?
A. 多くの証券会社では月100円から始められます。まずは月1万円程度から始めて、慣れてきたら徐々に増額していくのが現実的です。
注意点:
- 投資は元本保証ではありません
- 短期的には価格変動があります
- 無理のない範囲で始めることが重要です
- 生活費の3-6ヶ月分は現金で確保してから始めましょう
まとめ
ナース・介護職の皆さんが新NISAを活用すべき理由をまとめると:
- 体力的な限界に備える → 働く以外の収入源を作る
- つみたて投資枠の活用 → 月1万円からでも20年で大きな差に
- インデックスファンドで分散投資 → 忙しくても安心の「ほったらかし投資」
- 自動積立で継続 → 感情に左右されない仕組み作り
- スマホで手軽に管理 → 月1回のチェックで十分
「将来が不安」と思っているだけでは何も変わりません。でも、月1万円の小さな一歩から始めることで、10年後、20年後の自分の選択肢は大きく広がります。
今すぐできる3つのアクション:
- 証券会社の資料請求またはアプリダウンロード
- 月の家計を見直して投資可能額を計算
- 自動積立の設定(まずは月1万円から)
人生を支える仕事をしている皆さんだからこそ、自分自身の将来もしっかりと支えてあげてください。新NISAは、そのための強力なツールになってくれるはずです。

この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の投資アドバイスではありません。投資は自己責任で行い、不明な点は専門家にご相談ください。
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